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5 A Dayについて

 「5 A Day運動」とは1991年から米国の国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)と健康増進財団(PBHF:Produce for Better Health Foundation)(*1)との官民が連携し、科学的根拠に基づき、食生活改善をしている運動です。


 主な内容は、「健康増進には、果物・野菜を毎日5サービング(*2)以上摂取しましょう」です。

 米国では1970年頃から心筋梗塞を始めとする心疾患、糖尿病やがん患者の増加が目覚しく1998年にはがんと診断された患者数は年間140万人以上で増加傾向で、死亡すると予想される患者数が50万人以上いるとの事です。

 果実・野菜の摂取量とがんの予防には相関関係があり、摂取量が多い被験者の方が摂取量の少ない被験者より発がんのリスクが低いことが研究結果から明らかになっています。そして、心疾患等も、果実・野菜、パン、穀物、豆類の摂取量を増加させ、脂肪の摂取を減少することで、発病率を20%減少できると、米国国立科学院(NAS:National Academy of Sciences)より報告されています。






*1 健康増進財団とは、米国の青果物業界で構成する非営利の消費者教育機関の事です。

*2 サービングとは 1サービング=1食分の量を示します。139の食品のうち、1食当たりの量を定め、サービングサイズと規定します。例えば、果物や野菜のジュースは3/4カップ、バナナなら1本、オレンジやリンゴは1個、メロンは一切れ、葉物のグリーンサラダでは1カップ、、パン1片(50g)、コーンフレーク30g、ご飯や麺類半カップ 、クッキーは30g、牛乳またはヨーグルト240ml、チーズ60gなどと決められています。食品の栄養表示は1サービング当たりで示されます。
米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)より参照
第1回 「5 A Dayについて」
2002年 8月27日作成
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