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除菌方法について

 一般家庭の台所の中で特に細菌の溜まりやすいものは「ふきん」や「まな板」などです。それらの除菌効果をする方法は、塩素系漂白剤の使用して、天日干した上で沸騰させたお湯にて熱湯消毒した方法が効果的であり、洗浄後の自然乾燥・給湯器の熱湯を使った温湯処理等では除菌効果が期待できません。つまり、除菌を効果的に行なうためには、調理器具をその都度、除菌する事が理想的なのです。
 
 しかし、実際の調理をする際、その都度、除菌処理は出来ないと思います。そこで、まな板は裏表を効率的に使用しましょう。どちらかの面に魚の絵を描き、そちらの面を魚専用にすることで、食中毒菌の二次感染を極力減らすことができます。
 包丁もできれば魚用と野菜用で分けたいですね。
 調理を一工程するたびに、洗剤で洗い、流水で洗い流しましょう。除菌とまではいかなくても、ある程度細菌を洗い流すことが出来ると思います。
 やはり生ものを調理した後は、まな板や包丁は熱湯で洗い流したいものです。
 
 一日の調理が終わったら、漂白剤に一晩漬け込む事で、除菌効率が高まります。天日干しが出来れば言うありませんが、朝から調理で使われるので、流水で良く洗い流し漂白剤を落とします。朝食の調理が終わった後に漂白剤で良く洗い、熱湯をかけ、天日で干します。昼食後は漂白剤で良く洗い、熱湯をかけ、天日で干します。その後は最初に戻ります。この循環が一番理にかなっていると思いますが、そろぞれの家庭事情もあると思いますので、それぞれのご家庭にあった除菌方法の検討して下さい。


 台所の褐色のネバネバした物体の正体は・・・

 ずばりその正体は、細菌・酵母・カビなどの雑菌(微生物)が増殖した時の塊*1なのです。これはヌメリの原因ともなります。
 又、キッチンで嫌な臭いを出しているのは生ゴミが主な原因なのです。雑菌は食べ物を分解するときに、臭いも一緒に出します。それが、悪臭の原因となっています。
 生ごみを捨てるゴミ箱や三角ゴミ入れ・排水溝に溜まった生ごみは小まめに袋に移し、しっかり口を縛りましょう。
 食中毒の原因となる雑菌の繁殖を防ぐには、
 1.汚れを落として栄養源を断つ
 2.乾燥をさせる(湿気を与えない)

 3.漂白剤や除菌剤などで除菌をする
 を心がけることです。

*1増殖以外に雑菌が食品を分解した際、副産物として粘着物を出す微生物もいます。
第11回 「除菌方法について」
2002年 9月 12日作成
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