四の講座
だしの基礎

  洋食だしのとり方について

 豚骨のフォンのとり方
フォンで使う食材 水16カップ(3.2l)分
・豚の骨付きスペアリブ300g(もし牛骨が手に入ればベスト)
・玉ねぎ1/2個・大根の首と葉・ニンジンの皮や首・ネギ1本
・ニンニク6片・ブランデー大さじ1位
使う器具
圧力鍋・発泡スチロール大きめの物1個・新聞紙

ここで使う野菜は、香草野菜と呼ばれ皮のまま使います。玉ねぎも皮のまま使いますので、きれいに洗い流してから使って下さい。
これ以外にセロリ・パセリの軸・エシャロットなどあれば香りがよりいっそう良くなります。
最初にオリーブオイルを適量ひき、豚の骨付きスペアリブを両面を軽く焼きます。次に香草野菜をすべてフライパンに乗せてソティーします。
全体に焦げ目が付けば十分です。
ブランデーを円を描くように大さじ1ふりかけます。
この時できる限り大きく円を描きふりかけたいのですが、火が近いとすぐに火が付き危険なので注意します。
フライパンを左右にふり、レンジの火をから引火させるか、自信がなければライターなので火を付けます。
くれぐれも火傷には注意して下さい。
圧力鍋にソティーした豚の骨付きスペアリブと香草野菜を入れます。
圧力鍋に水16カップ(3.2l)分をいれ、強火で煮ます。
ふたをして圧力がかかり「シュッ シュッ・・・」といい始め、連続して「シュッシュッシュッ・・・」となったら、弱火にして10分間圧力をかけます。
発泡スチロールの底に鍋敷きを置き、その上に火から降ろした圧力鍋を置きます。非常に熱いので注意しましょう。
その周りに新聞紙を丸め詰め込みます。
そのまま6〜12時間置きます。12時間後も周辺温度は45℃近くあります。
シャトルシェフと言う「コトコト煮」の調理器具がありますが、それと原理は同じです。シャトルシェフは鉄板の間が真空状態で保温効果を高めています。
手作りとはいえ、十分な効果が得られました。
澄んだだしが出来ました。
ボールとザルを使い「だし」と「だしがら」を分けます。
「だしがら」を持ち上げ自然に落ちるのを待ちます。
無理に絞ったりすると濁る原因となりますのでやめましょう。
油やあくをあく取りで取り除きます。
大量に出来ますのでタッパなどに小分けして冷凍します。
これにより料理の都度フォンを取る必要がなく、時間のあるとき一度に作り、必要量解凍して使えば手間が省けます。

 



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